映画『ゴジラvsビオランテ』感想。ネタバレ無し
映画『ゴジラvsビオランテ』をAmazonプライムビデオで見たので感想をまとめたいと思います。
画像出典元:filmarks.com/https://filmarks.com/
どんな映画?
観る前の印象としては、ゴジラとビオランテの怪獣プロレス映画だと思っていたのですが、内容はなかなかのてんこ盛りでした。
ゴジラの細胞が研究されていて、兵器などにも転用できるということで、ゴジラの細胞を巡って国同士の争いも描かれています。
ゴジラvs人間もかなりのボリュームで描かれています。最新兵器を駆使してなんとかゴジラを倒そうとします。
また、驚いたのがビオランテの誕生の経緯。ひとりの研究者の娘への愛がビオランテを生み出します。
国同士の次世代の覇権を巡る戦い、超能力、最新戦闘兵器、人間は自らの過ちに気付かずまたそれを繰り返す。
1989年公開の映画ですが、それぞれのテーマは今でも通用する内容が盛りだくさんです。
面白いの?面白くないの?
テーマが盛り沢山なので、それぞれを考えながら見るのが面白いです。
しかしながら、ゴジラvsビオランテの直接対決が少し少ない印象でした。
どこが面白いの?
面白いのはビオランテの誕生経緯。滅びない植物として生み出されますが、実はビオランテ最強なんじゃないか?と思わせてくれる演出です。
オススメなの?オススメじゃないの?
子どもの頃に見たことあるという人は、大人になって今一度見直してみると面白いと思います。
理解の角度が子どもの頃とは全く違うので、映画のメッセージジンクもしっかり受け取ることができると思います。
デートで見ても大丈夫?
ただの怪獣プロレス映画ではないので、デートでも十分に見られる内容だと思います。次世代の覇権争いや超能力、『シン・ゴジラ』に通づる自衛隊の活躍、ビオランテの恐ろしさ、ゴジラの存在。2人で語れるテーマはしっかりと散りばめられています。
まとめ:平成ゴジラは常に普遍的なテーマ ?
『ゴジラvsデストロイア』の時にも感じた、人は同じ過ちを繰り返すというメッセージは『ゴジラvsビオランテ』でも感じることができました。
人がゴジラを生み出し、そのゴジラを倒すために研究し、またゴジラ以上の存在を生み出す。そしてそこには必ず犠牲が生まれる。
今もなお続くゴジラシリーズですが、このテーマやメッセージ性は変わらず続いていくのだと思います。これを各シリーズ角度や切り口を変えて作品として成立させていることに平成ゴジラシリーズの凄さを感じます。