映画の話をします

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映画『ハウス・ジャック・ビルド』感想。ネタバレ無し/こんな感情になった映画は初めて

映画『ハウス・ジャック・ビルド』を観てきましたので感想をまとめたいと思います。
※書き上げて感じたのですが、本当に内容がないものになっています。ご注意ください。

 

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画像出典元:filmarks.com/https://filmarks.com/

 

どんな映画?

一人の建築家であり殺人鬼を描いた作品。過激なシーンが全編続く映画となっており、完全に見る側を選ぶ作品となっています。

主人公と、ある人物の語りから始まり、その二人の会話で物語が進んでいきます。ちょうど主人公のジャックが自分がやってきたことを告白するようなカタチです。

5つの事件をベースに語られるのですが、どれも残忍な殺人の話です。

主人公は終始人を殺し続けるのですが、内面的な部分を詳細に語られることがないので、まったくもって感情移入が出来ませんでした。

まさに、目の前で起こっていることをただ見ているだけの状態。理解が及ばない範囲で映画は進んでいきます。

 

面白いの?面白くないの?

「理解が及ばない」という表現が一番感情にフィットします。

しかしながら、製作者側の表現したいことが描かれている感じは映画を通じて感じることが出来ました。やり切ってる感。

ただ、内容が内容だけになかなかヘビーです。私が感じたのは、ジャックという主人公を通じて製作者(監督)の主張したいことが表されているのではないかと言う事。

歴史的なもの、宗教的なもの、主義、主張、製作者から見えている世界がジャックという主人公を通して表出されているのではないかと感じました。

 

どんな特徴があるの?

特徴的なのは、ところどころに歴史的資料映像が使われているところ。それが、製作者側の主張したいことが詰まっているように感じました。

また、主人公自身が自分の内面を語る時は、黒板に書いたような絵で抽象的なたとえ話で解説されます。

エピローグも特徴的で、それまでの本編とは全く毛色が違います。5つの事件を語っていたかと思えば、急に登場人物が主人公と、ある男だけになります。「それまで起こっていたことはどうなったの?」という状態に陥れられます。

部分的に切り取ってみると、演出など納得というか受け取ることが出来るシーンはあるものの、全編通してアートな領域で、本当に理解が及びません。

 

オススメなの?オススメじゃないの?

これはまったくもってオススメとはいいがたいです。これはこれで面白い作品なのかもしれませんが内容が重すぎるし、残忍なシーンが多いし、苦手な人は絶対苦手。

確信めいた説明もなく、目の前で起こる殺人という事象と抽象的な会話が繰り広げられるだけ。サイコパス系のキャラクターは好きなつもりでいたんですが、本当につもりだったんだなと思い知らされるまでの理解の及ばなさです。

そんなものをオススメすることはできません。

 

デートで見に行っても大丈夫?

これは私はデートでの鑑賞はオススメできません。内容が本当に理解できなさすぎるので、パートナーと一緒に見た時にどういう会話になるのか想像ができません。

場合によっては一緒に見たことを後悔するかもしれません。

デートでの鑑賞をお考えの方は、事前にご自身でチェックすることをオススメします。

 

まとめ:こんな感情になった映画は初めて

映画はが終わった瞬間「たぶん二度と見ないな」という想いになりました。理解が及ばなすぎるし、意味が分からなすぎるし、それでも殺人シーンはあるし。そういう意味ではなかなかな恐怖を感じました。

しかしながら、映画を観た感想として今まで味わったことのないものを感じられたという意味ではよい出会いだったのかもしれません。

見終わって数時間たった今では、「やっぱもう一回見ないとかな」という感情に変遷しつつあります。とは言え、内容は本当に重たいので、それはしばらく先になりそうです。