映画『ホーンテッドマンション』感想。ネタバレ無し/映画オリジナル要素のバランスが◎
Amazonプライムビデオのレンタルにて映画『ホーンテットマンション』を見ましたので感想をまとめてみたいと思います。
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どんな映画?
ディズニーランドにあるアトラクション「ホーンテッドマンション」をモチーフとした映画。
エディ・マーフィが演じる主人公は奥さんと2人で不動産屋を営んでいる。ある日、奥さんに「家を売りたい」という1本の電話がかかってきて、訪れるのがホーンテッドマンション。
そこで、主人公家族はある思惑に巻き込まれていきます。
面白いの?面白くないの?
アトラクションのホーンテッドマンションにある仕掛けなどがしっかりと映画の中にも細かく反映されているのが面白い。映画を見ているだけで、アトラクションのどの部分であるかがわかります。
また、曲がしっかりとアトラクションに使われているものが使われているので雰囲気もバッチリ。
どこが面白いの?
ただ、アトラクションをなぞるだけでなく、映画オリジナルとも言える冒険の要素もあります。
奥さんを助けるために、主人公と2人の子どもがミッションに挑みます。
子どもの成長が描かれているのも1つの魅力です。
どんな特徴があるの?
しっかりと、伏線が張られており、最終的にはそれが回収されていきます。
また、全体を通して「愛」がテーマになっています。それぞれを思う気持ちがそれぞれの行動をとらせているのだと感じることができます。
オススメなの?オススメじゃないの?
ディズニーのアトラクションに乗ったことがある人は楽しめる内容になっていると思います。
また、映画単体として見たとしてもファミリーアドベンチャーのジャンルなので、1人で見るというよりもみんなでワイワイと見ることで楽しめる映画だと思います。
デートで見ても大丈夫?
何の心配もなく見れる映画だと思います。アトラクションのホーンテッドマンションに一緒に乗ったことがあるのであれば、その話題で盛り上がれますし、乗ったことなくてもファミリー映画として楽しめます。
これをきっかけにパートナーをディズニーランドに誘ってみるのもいいかもしれませんね。
まとめ:映画オリジナル要素のバランスが◎
映画オリジナルの要素とホーンテッドマンションのアトラクションの要素がうまくまとまっており、ディズニーランドのアトラクションを知っている人も知らない人もしっかりと楽しめる内容の映画になっています。
映画オリジナルの要素として、一つの家族の絆や「愛」をテーマとしているところが、見ていてホロッとさせられます。
映画『ゴジラvsモスラ』感想。ネタバレ有/ゴジラは結構負ける
映画『ゴジラvsモスラ』をAmazonプライムビデオで見たので感想をまとめたいと思います。
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どんな映画?
1992年公開の平成ゴジラvsシリーズの『ゴジラvsモスラ』。映画のタイトルの通り、ゴジラとモスラの対決を描いた作品となっています。
地球に落ちた隕石が原因で北極に封印されていたバトラが目覚めるところから物語が始まります。
同時期にある島でモスラの卵が発見され日本の企業が日本に持ち帰ろうとします。
そこにゴジラが現れて対決が始まっていきます。
面白いの?面白くないの?
古代の伝説の生物と人間が生み出してしまった怪物の対決と見るとまた違った見方が出来ます。
ゴジラはシリーズを通して人間の敵であったり、時には見方であったりとしますが、『ゴジラvsモスラ』においてはどちらとも言い難い。
どこが面白いの?
バトラはバトラモスラの略称で、地球という生命を脅かす存在に対して破壊の限りを尽くす存在。
一方モスラも地球という生命の維持を目的とした守護神のような存在です。
バトラにおいては当初日本に上陸し破壊活動を行います。それに呼応するかのようにモスラが復活し、バトラとの対決に向かうという構図。
しかしそこにゴジラが割って入るというカタチになります。
どんな特徴があるの?
なにも考えずに見るのであれば、モスラとバトラとゴジラの対決映画ですが、それぞれが持つ意味合いを考えた時、解釈に広がりが出ます。
地球の生命維持を目的としたモスラ。
地球を脅かす存在を徹底的に破壊するバトラ。
人間の過ちが生み出してしまったゴジラ。
それらが戦いを繰り広げる意味とは?
オススメなの?オススメじゃないの?
ゴジラという存在を再度認識するためには見ておいた方がいい作品です。平成ゴジラシリーズはゴジラの存在について肯定はしていない印象です。見る人の解釈によって幅が与えられているなと感じます。
その判断材料として『ゴジラvsモスラ』はかなり機能するのではないでしょうか。
デートで見ても大丈夫?
怪獣対決ものとしてみるのであれば、映画のテンポも悪くないですし、怪獣の登場シーンがそれなりにあるので知識がなくても見やすいと思います。
まとめ:ゴジラは結構負ける
平成ゴジラシリーズを『vsビオランテ』『vsスペースゴジラ』『vsモスラ』と見てきましたが、ゴジラの存在についてそれぞれ違う解釈ができそうな内容になっています。
ゴジラについては結構負けているなという印象。
また、シリーズを通して人間はゴジラを倒すための準備をしているものの、新たな脅威に対してゴジラに頼らざる得ないという描き方をされているところが、人間の在り方を描いているように感じます。
映画『ステイ・フレンズ』感想。ネタバレ無し/ラブコメの魅力
映画『ステイ・フレンズ』をNetflixで見たので感想をまとめたいと思います。
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どんな映画?
ロサンゼルスに暮らす主人公が、人材コンサルティングのヒロインによりヘッドハントされ、ニューヨークに暮らし始めます。
ヘッドハントされる側とする側という関係性で出会う2人ですが、最初から意気投合しまるで親友のように仲良くなります。
しかしながら、お互いに恋愛に対し良いイメージを持っていないという共通点もあり、それならば恋愛無しのSEXを楽しもうということで、SEXをするようになります。
そこからまるで恋人のようだけど恋人じゃないという関係が2人にどのような変化をもたらすのかを描いた作品になっています。
面白いの?面白くないの?
オープニングから主人公とヒロインがそれぞれ振られるシーンから始まりますが、その演出がオシャレです。
冒頭5分だけ見ても、この2人がこのあとどうなっていくのかが気になりました。
また、お互い最初から言いたいことを言い合っていて、それがお互いにとって心地のいい状況。それでいて、「恋愛はもういい」という恋愛観も合っている。そりぁ仲良くなるでしょという要素ばかりです。
どこが面白いの?
こちらもなかなか現実には起こりえない内容だな〜と思いつつも、2人の関係性が羨ましくなる内容。
綺麗事ではない、男女が本音で付き合っていくとこんな感じになるのかな〜?っと言った内容が描かれています。
しかしながら、それがなかなか難しい。2人にももちろん困難が訪れます。
オススメなの?オススメじゃないの?
これはこんなかたちの付き合いもあるのかというケーススタディーとして見るのがオススメです。
ストーリーの概要や要素だけ切り出すとオーソドックスな内容ですが、仲間である主人公とヒロインの会話のやりとりが新鮮。
また、脇を固めるキャラクターも個性的なメンバーです。
デートで見ても大丈夫?
なかなか2人で見るのはコメントに困るような内容かもしれません。
本音同士の2人が画面の中で展開されるので、恋愛観における意見の食い違いが画面の外で起きてしまうのには注意が必要です。
まとめ:ラブコメの魅力
ここ最近はラブコメを集中的に見ていますが、やはり魅力的なのはセリフやそれぞれのキャラクターですね。
どんなにストーリーがオーソドックスなものであっても、そのなかで繰り広げられる会話の内容が魅力的であれば、それは全然見え方が違う作品になります。
個人的にはどんなかたちであれ『絆』が描かれているもの、心の繋がりがしっかりと描かれているものに魅力を感じます。
映画『ラブ・アゲイン』感想。ネタバレ無し/愛はいかれてて、愚かなもの
映画『ラブ・アゲイン』をNetflixにて見たので感想をまとめたいと思います。
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どんな映画?
レストランで食事中に30年間連れ添った妻から突如離婚を告げられた主人公が、ある男と出会い、男として忘れていたものを取り戻し、家族に向き合い変わっていく物語。
邦題にもある通り、もう一度愛を思い出していく内容になっています。
面白いの?面白くないの?
映画の前半を見ていると、やり手のチャラ男がさえない主人公を魅力的に変身させる物語かと思いきや、中盤から後半にかけてそれぞれの登場人物の相関関係が複雑に絡み合うという展開が面白い。
一見、無関係な人物が、そこに繋がってくるのかと驚きとともに、それぞれのキャラクターの愛に対する変化が見どころです。
どんな特徴があるの?
やり手のチャラ男役をライアン・ゴズリング、またそのヒロイン役をエマ・ストーンが演じており、映画『ララランド』のカップルとなっています。
ライアン・ゴズリング演じるやり手のチャラ男が主人公を魅力的に変えていくシーンも「見た目に気を使うだけでこんなに違うのか」と参考になる部分もあります。
また、主人公の息子も真実の愛を貫いている点が、物語全体のテーマを際立たせています。
オススメなの?オススメじゃないの?
忘れかけていたものを取り戻すという意味では是非ともオススメしたい作品です。「人を思う気持ち」というのがテーマとなっており、登場人物がそれぞれの視点でそれぞれの相手を思っている様子が描かれています。
デートで見ても大丈夫?
大切なパートナーとお互いの気持ちを確かめ合えるような内容になっていると思います。
しかしながら、人との繋がりにおける深い会話になりそうなので、お互いの距離感を見極めてから観賞することをオススメします。
まとめ:愛はいかれてて、愚かなもの
現代は『Crazy,Stupid,Love』となっていて、直訳すると「いかれた、愚かな、愛」。
映画の中では一見するとタイトルをよく表した内容になっています。また、邦題である『ラブ・アゲイン』もよく内容を表しています。
個人的には『Crazy,Stupid,Love』は直訳するとそのような内容になりますが、そこにある裏側の意味を読み取ることによって、オシャレさや、穏やかさや、愛においてもどうしても必要な要素が詰まっていると感じます。
「人を想う」ということを貫く姿を見せてくれる。そんな映画です。