映画『ザ・ウォール』感想。ネタバレ無し/現実でありそうと感じさせてくれることが醍醐味
映画『ザ・ウォール』をNetflixで見たので感想をまとめたいと思います。
映画館で見たいと思っていた本作ですが、タイミングが合わずに今回の観賞となりました。
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どんな映画?
内容としては、仲間からの要請を受けてポイントに到着。スナイパーと監視役の2人1組の主人公。ポイントに到着し偵察し始めて20時間が経ったところから物語は始まります。救助要請を出した仲間はどうやら死亡しており、この20時間敵の動きもない。そのことから主人公たちは動き始めるのですが、そこから敵のスナイパーから撃たれて交戦状態に入ります。
しかしながら、銃の打ち合いではなく、そこから敵がどこにいるのか、また敵から自分の位置がバレないように静かな戦いが始まります。
派手な撃ち合いはありませんが、それこそがリアル。砂漠の真ん中で、水筒と無線機をうたれてしまい、時間も救助を呼ぶ方法もない。敵がどこから撃ってきているのかもわからないという状況で主人公たちはどう切り抜けるのか?
面白いの?面白くないの?
シュチュエーションスリラーとして、現実にありそうな状況というものが描かれています。
派手な交戦はありませんが、心理戦とシュチュエーションによる選択肢が面白い。
どんな特徴があるの?
会話が特徴的です。会話によって状況が刻一刻と物語が展開されます。
「この状況をどう切り抜けるのか?」が会話によって展開されます。
また、伏線が巧妙に張り巡らされていて、それがラストにまで繋がるというのがオシャレです。
オススメなの?オススメじゃないの?
この映画は、物語のビジュアル的な抑揚はありませんが、会話による抑揚が素晴らしい。
映画の時間的にも1時間40分と見やすいサイズですが、終始緊張感が漂うので、すぐに映画が終わります。
サクッとみるのもオススメです。
デートで見ても大丈夫?
とても静かな映画なので、シュチュエーションにハマらない人にとっては退屈な印象を与えてしまうかもしれません。
わかりやすい派手な展開はないため、「見てるだけで理解できる」というものを求めているパートナーにとっては退屈かもしれませんので、その点においては注意が必要です。
まとめ:現実でありそうと感じさせてくれることが醍醐味
映画を見ていて思うのは、実際には起こりえないことを、リアルに「ありえるかもしれない」と思わせてくれる映画が楽しいです。
いかに映画に没頭できるかと言うことは「ありえないけど、ありえるかもしれない」と言う夢を叶えてくれることなのかもなと思います。
映画『ブレイド』感想。ネタバレ無し/2年後が本当に楽しみ!
先日、アメリカサンディエゴコミコン2019で発表されたマーベルシネマティックユニバースの今後の展開。その目玉一つとして紹介されたのが『ブレイド』でした。マハーシャラ・アリ主演でリブートされるという事で、さっそく旧作1999年公開の『ブレイド』を見ました。感想をまとめたいと思います。
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どんな映画?
不死身の体を持つ男が母の仇を倒すために街にはびこるヴァンパイアを倒していくという物語。
ガンアクション、殺陣とアクション満載の映画になっています。
面白いの?面白くないの?
テンポよく展開して行くので、見ていて退屈になる事はありませんでした。
感覚としては「これをマーベルスタジオが制作して、マハーシャラ・アリがやるのか〜」と見ていたので、映画そのものの評価からは少しズレてるかもしれません。
どこが面白いの?
「マーベルの世界にまだこんなキャラクターがいるのか!」と思うとワクワクが止まりません。
出生の秘密による弱点などもしっかりあり、ユーモアもあります。それでいて、アクション満載でかっこいい!マーベルヒーローに必要な要素は全て揃っています。
どんな特徴があるの?
主人公の相棒役に、映画『アイアンマン』にオバディア役で出演していた俳優ジェフ・ブリッジスが出演しています。
ここでも、「マーベルシネマティックユニバースとの繋がりは実はすでに始まっていた?」と運命めいたものを感じました。(全然気のせいだと思います)
オススメなの?オススメじゃないの?
2年後の『ブレイド』に思いを馳せながら見るのがいいのではないでしょうか。
この映画単品で見たとしてもストーリーは比較的簡単でアクション満載で見やすい。どんな人でも見やすい作品になっていると思います。
デートで見に行っても大丈夫?
とても分かりやすい映画なので、どんなパートナーとでも楽しむことができると思います。ただ、バイオレンスシーンもしっかりしているので、苦手な人は注意が必要です。
まとめ:2年後が楽しみ!
今回、サンディエゴコミコン2019年で制作が発表された『ブレイド』。マハーシャラ・アリ主演ということで期待は高まるばかりです。
どんな『ブレイド』になるのか楽しみですが、その前に旧作を押さえておこうと思い今回旧作の『ブレイド』を見ました。また、旧作については『ブレイド2』『ブレイド3』と続くようですので、しっかりと確認したいと思います。
Netflixオリジナル映画『アウトサイダー』感想。ネタバレ無し/新たな興味が生まれるきっかけ
Netflixオリジナル映画『アウトサイダー』を見たので感想をまとめたいと思います。
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どんな映画?
大阪の刑務所で囚われていた一人のアメリカ人が、刑務所の中で一人のヤクザを助けたことから、極道の道に進んでいく物語。
主人公はハリウッド俳優のジャレット・レト。なんの予備知識もなく見ましたが、印象としては完全にヤクザ映画でした。
よくある「アメリカから見た少し間違った日本」などは一切出てこず、日本人役はしっかりと日本人が演じています。
浅野忠信さんや椎名桔平さんも出演しており、映画が進んでい行けば行くほどしっかりとしたヤクザ映画でした。
面白いの?面白くないの?
観ていてとても不思議な感覚になりました。洋画を観たいと思って映画を探して見ていたはずが、出てくる登場人物はほぼ日本人。セリフも日本語が7割。しかも、アメリカ人からみた日本というような「ちょっと違うな感」がまったくありません。
どこが面白いの?
日本人になじみ深い俳優さんたちが出てくるので日本の映画を観ているんじゃないかと思うほどの内容になっているのですが、主人公はハリウッド俳優。監督もマーチン・ピータ・サンフリトというデンマーク出身の方です。
異邦人がヤクザになっていく様子がこれまで見たことがなく新鮮。家族がいなかった一人の男が、次第にその世界に染まり「兄弟」という家族を持ちます。
どんな特徴があるの?
ヤクザ映画と言っても遜色がないようなストーリー展開が特徴的。他の組との抗争があって、闘いがあって、その中の人間模様があって、裏切りがあって…。だからこそ、そこに一人いる異邦人が際立ちます。
オススメなの?オススメじゃないの?
「洋画は好きがけど、邦画はちょっと…」という人ほどオススメです。セリフは7割日本語で洋画を見ている感覚はありませんが、邦画に興味を持たせてくれるような洋画になっています。
邦画に興味を深めるきっかけに役に立ってくれるはずです。
デートで見ても大丈夫?
バイオレンスシーンが多いので、パートナーの好みによっては避けて方がよさそうです。ヤクザ映画が好きなパートナーと一緒に観て「ヤクザ映画として見た時にどうなのか?」という解説をしてもらいながら見るのは面白そうだなと思います。
まとめ:新たな興味が生まれるきっかけ
これまでヤクザ映画に興味がなかったのですが、この映画を見たことによって興味が出始めてきました。どんなきっかけであっても自国の文化に興味が湧き始めることはいいことだなと思います。
これがきっかけで、これまで避けてきたジャンルの映画を見ていきたいと思います。
映画『ラブ&ドラッグ』感想。ネタバレ無し/息が出来なくなるほどの感情
映画『ラブ&ドラッグ』をAmazonプライムビデオで見たので感想をまとめたいと思います。
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- どんな映画?
- 面白いの?面白くないの?
- どこが面白いの?
- どんな特徴があるの?
- 誰が出てるの?それはどんな人なの?
- オススメなの?オススメじゃないの?
- デートで見ても大丈夫?
- まとめ:息が出来なくなるほどの感情
どんな映画?
定職に就かず、アウトレットストアで電化製品を売る主人公。しかし、女性を楽しませる能力はピカイチで、少女からおばあちゃんまでを虜にして商品を買ってもらっています。
また、誰からも好かれてしまうのですぐにセックス。店長の彼女店の裏でセックスしていることがバレて首になってしまいます。
この後、弟の紹介で製薬会社の営業に就職、そこでも主人公の女たらしの能力を発揮して仕事をこなしています。最初はなかなかうまくいかず、試行錯誤します。
そうしているうちにある女性と出会い、体も心も繋がって行く様子を描いたラブコメディです。
面白いの?面白くないの?
主人公とヒロインの出会いの様子からとても面白い。「ここからどうやって仲良くなるの?」と言う状態から、デートの約束、初デート、初セックスまでの流れるようで、口説き文句もおしゃれです。
どこが面白いの?
最初は軽い関係で始まったはずが、次第に深くなっていく。その様子の押し引きや感情の変化が楽しめる内容になっていると思います。
また、チャラ男だった主人公の変化、ヒロインの置かれている状況からの心情によって深みにハマりたくない様子。それでもお互いに幸せな瞬間が描かれていて、すごく胸が締め付けられる。
どんな特徴があるの?
映画の特徴としてはセックスシーンが本当に多いこと。しかし、それが2人の様子の変化を上手く表現していて面白いです。
誰が出てるの?それはどんな人なの?
ヒロインを務めるはアン・ハサウェイ。主人公をジェイク・ギレンホールが演じています。(現在、スパイダーマン ファーフロムホームでミステリオ役の俳優さん)
オススメなの?オススメじゃないの?
こちらも、人との繋がりを感じるのにオススメな映画です。
入り口は軽いセックスといった感じでポップに描かれていますが、本当に描いているのは人が人を思う気持ちとそれをお互いが必要としていて、お互いに受け入れていく話です。
デートで見ても大丈夫?
セックスシーン多めですが、パートナーとの関係性に置いて本質的な内容が描かれています。
なので、真剣なお付き合いをしている2人で見ないと、ちょっと違った空気感になるかもしれません。
ただ、真剣なお付き合いをしている2人で見る分にはめちゃくちゃいい内容だと思います。
まとめ:息が出来なくなるほどの感情
チャラ男だった主人公が、彼女を好きすぎで過呼吸になりそうなシーンがあるのですが、そのシーンが本当に素敵です。
セックスで繋がり始めた関係が、どのように変化していくのか。
大切な感情を呼び起こしてくれる映画です。