映画『ゴジラvsモスラ』感想。ネタバレ有/ゴジラは結構負ける
映画『ゴジラvsモスラ』をAmazonプライムビデオで見たので感想をまとめたいと思います。
画像出典元:filmarks.com/https://filmarks.com/
どんな映画?
1992年公開の平成ゴジラvsシリーズの『ゴジラvsモスラ』。映画のタイトルの通り、ゴジラとモスラの対決を描いた作品となっています。
地球に落ちた隕石が原因で北極に封印されていたバトラが目覚めるところから物語が始まります。
同時期にある島でモスラの卵が発見され日本の企業が日本に持ち帰ろうとします。
そこにゴジラが現れて対決が始まっていきます。
面白いの?面白くないの?
古代の伝説の生物と人間が生み出してしまった怪物の対決と見るとまた違った見方が出来ます。
ゴジラはシリーズを通して人間の敵であったり、時には見方であったりとしますが、『ゴジラvsモスラ』においてはどちらとも言い難い。
どこが面白いの?
バトラはバトラモスラの略称で、地球という生命を脅かす存在に対して破壊の限りを尽くす存在。
一方モスラも地球という生命の維持を目的とした守護神のような存在です。
バトラにおいては当初日本に上陸し破壊活動を行います。それに呼応するかのようにモスラが復活し、バトラとの対決に向かうという構図。
しかしそこにゴジラが割って入るというカタチになります。
どんな特徴があるの?
なにも考えずに見るのであれば、モスラとバトラとゴジラの対決映画ですが、それぞれが持つ意味合いを考えた時、解釈に広がりが出ます。
地球の生命維持を目的としたモスラ。
地球を脅かす存在を徹底的に破壊するバトラ。
人間の過ちが生み出してしまったゴジラ。
それらが戦いを繰り広げる意味とは?
オススメなの?オススメじゃないの?
ゴジラという存在を再度認識するためには見ておいた方がいい作品です。平成ゴジラシリーズはゴジラの存在について肯定はしていない印象です。見る人の解釈によって幅が与えられているなと感じます。
その判断材料として『ゴジラvsモスラ』はかなり機能するのではないでしょうか。
デートで見ても大丈夫?
怪獣対決ものとしてみるのであれば、映画のテンポも悪くないですし、怪獣の登場シーンがそれなりにあるので知識がなくても見やすいと思います。
まとめ:ゴジラは結構負ける
平成ゴジラシリーズを『vsビオランテ』『vsスペースゴジラ』『vsモスラ』と見てきましたが、ゴジラの存在についてそれぞれ違う解釈ができそうな内容になっています。
ゴジラについては結構負けているなという印象。
また、シリーズを通して人間はゴジラを倒すための準備をしているものの、新たな脅威に対してゴジラに頼らざる得ないという描き方をされているところが、人間の在り方を描いているように感じます。