映画の話をします

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映画、海外ドラマ、僕の好きなもののことを書いていきます

映画「ライト/オフ」感想。ネタバレ無し/家族の繋がり

映画『ライト/オフ』をAmazonプライムビデオにてレンタルで見ましたので感想をまとめたいと思います。

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画像出典元:filmarks.com/https://filmarks.com/

どんな映画?

電気が消えると現れ襲ってくる化け物のホラー映画です。

電気が付いていると現れないのですが、なぜか勝手に電気が消えます。

 

面白いの?面白くないの?

電気が消えている時という条件で現れる設定によって可能となるストーリー展開が面白い。

また、なぜ電気が消えている時だけなのか?という説明もしっかりあります。

 

どこが面白いの?

電気が消えると現れるという事で、電気を消した瞬間の演出がしっかりとホラーしています。

 

どんな特徴があるの?

お化けの出生の秘密と、撃退方法を手探りで探していく様子が印象的。

電気が消えている時に現れるという事は、電気をつけると消えてしまう。電気がついていると消えてしまうが、光には弱い。そのジレンマの中どうやって撃退するのか

 

 

オススメなの?オススメじゃないの?

一人で見るというよりは、友達やパートナーなどとワイワイキャーキャーしながら見るのにオススメです。

 

デートで見ても大丈夫?

ホラー映画でありつつも、劇的に怖いわけではなく、とちらかというとモンスター映画に近いので、比較的見やすいと思います。

ただ、驚かす演出はあるので、パートナーが苦手な場合はその点には注意してください。

 

まとめ:家族の繋がり

電気を消すと現れる演出や神出鬼没な感じはしっかりとホラーしていて映画の冒頭からとてもいい感じです。

また、怪物の出生の秘密に迫るまでのミステリー感もいい感じ。

しかしながら、最終的な撃退方法、落ちの部分にはすこし拍子抜けの印象です。

「せっかく積み上げてきたものがこれで終わり?」と言った感じです。

ただ、思い返してみると描きたかったのはそこではなくて、「家族の繋がり」だったのではないかと思います。

母と娘、息子、そして怪物。すべての関係性が繋がっていることによって巻き起こるトラブルや「繋がり」という脆い部分につけいる怪物の存在。そしてその怪物を倒すために手放さなければならないもの、それによって強まる新しい「繋がり」

壊れた「繋がり」を再生する物語としてみると、妙に納得できる部分があります。

しかしながら、それでいてももう少しちがうエンディングもあったんじゃないかと思います。

と言いつつ、通常のホラー映画としても十分楽しめると思いますので、気になる方は見てみてください。

 

映画『ライト/オフ』を見る

 

Netflix映画『ポイント・ブランク』感想。ネタバレ無し/劇場公開では見れないタイプの映画

Netflixにて映画『ポイント・ブランク』を見ましたので感想をまとめたいと思います。

 

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どんな映画?

主人公が妊娠した妻を救い出すために大きな事件に巻き込まれていく様子を描いたサスペンスアクション映画。

妻を誘拐された看護師の主人公は支持されるまま病院に入院している容疑者を逃がします。そこから警察を巻き込んだ大きな事件に発展していきます。

 

面白いの?面白くないの?

ガンアクション、カーアクション、サスペンス要素ありでテンポも良く見やすい内容になっています。

主人公視点で見ると、もう間もなく子どもが生まれる妊婦の妻を誘拐されてしまったことによって何としてでも助けたい気持ちと、容疑者側の思惑のズレによってなかなかもどかしい物語が展開されます。

容疑者側も説明すればいいものを、『妻を誘拐』というカタチで何とかしようとする。

しかし、容疑者側の視点に立つと自分の命がかかっているし、容疑者とされている以上自分たちの話は他の人には聞いてもらえない。そう考えるとこの話の展開にも納得が出来ます。

一見、それぞれの思惑が絡み合ってはたから見ると説明一つでその絡まりがほどけるほどのちぐはぐ具合に見えますが、当事者からすれば一大事。必然的な展開が繰り広げられます。

 

どこが面白いの?

途中まではよくある展開ではありましたが、途中で急展開します。容疑者たちがなぜ追われていたのかがわかった時には行動の理由も理解できます。

そこからももどかしさは変わらず続きます。

 

誰が出てるの?それはどんな人なの?

主演はアンソニー・マッキーフランク・グリロ。この二人は映画『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』等で共演しているマーベルシネマティックユニバースの一員です。

映画「ポイント・ブランク」では全然違う演技を見せてくれます。

 

オススメなの?オススメじゃないの?

マーベルシネマティックユニバースファンは見ておいて損はないと思います。

また、1時間26分と短くストーリーのテンポもいいので観やすくなっています。少し空いた時間に観るのもオススメです

 

デートで見ても大丈夫?

デートで見ても特に問題ないと思います。ただ主人公は妊婦の妻を助けるために力強く行動していくので、もしかしたらパートナーと「もしこのような状況になったらお互いの為に何が出来るか?」と言うような話になるかもしれません。

 

まとめ:劇場公開では見れないタイプの映画

Netflix映画のクオリティは劇場公開されるものと遜色ありません。それだけでなく、劇場公開がないため、興行収入の面を気にしなくていい分チャレンジングな内容が展開されています。

今回の『ポイント・ラング』も劇場ではもしかしたら見れないタイプの映画かもしれません。

主人公と容疑者のそれぞれの思惑がちぐはぐに絡み合うストーリーの展開がもどかしい、もどかしいながらも2人が協力していく様子を楽しんでみてください。

 

映画『アルキメデスの大戦』感想。ネタバレ無し/信念を貫くものの強さ

2019年7月26日公開の映画『アルキメデスの大戦』を見てきましたので、感想をまとめたいと思います。

 

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どんな映画?

100年に1人の数学の天才と呼ばれる男が、戦争を止めるために数学を駆使して活躍す映画です。

話の大筋としては
海軍で次の新しい戦艦を作るにあたって、「日本の象徴となるような超大型戦艦」を作るか、「次世代の戦いを可能とする空母」を作るかの2つの派閥があり、主人公は空母派にその数学の能力を買われて海軍に誘われます。

もともと主人公は軍人嫌い。帝大の数学科に在籍していたが、ある理由で退学になってしまっています。

しかしながら、数学の研究のためにアメリカの大学へ入学が決まったタイミングで海軍から声がかかります。

「戦争を止めたい」その一心で、「超大型戦艦」派の建造にかかる見積もりの不正を暴くために殆どの情報がない中、建造費にいったいいくらかかるのかを数学で導き出していく物語です。

 

面白いの?面白くないの?

これは1人の男が信念を貫くためにはどんなことでもやるという物語だなと感じました。

数学は自分が定義する「美しいさ」を追い求めるために必要ないもの。「美しい」ものには全て数字的な秘密が隠されており、主人公はそれを解き明かさずにはいられない性格。

そして「数字は嘘をつかない」という信念も持っています。

 

どこが面白いの?

「美しいものの秘密」を追い求めながらも、その秘密を解くためにはどんなに泥臭いことも厭わないという姿に感銘を受けます。

「戦争を止めるため」という一点を目指しながら、なんの情報もない戦艦の見積もりをだす。その為にはできることはなんでもやる。

信念を貫く為ならどんな立場の者にも物怖じしない。信じる物をもつ者の強さを感じます。

 

どんな特徴があるの?

クライマックスでは、2転3転4転の展開を見せてくれます。見ていて最後までしっかりと思考させてくれる内容の映画となっています。

「戦争を止める」というテーマについて観客を様々な角度からアプローチしてくれる展開になっています。

 

誰が出てるの?それはどんな人なの?

主人公は菅田将暉が演じています。彼の身体全てを使った演技が魅力的。特に怒りの表現が好きです。

 

オススメなの?オススメじゃないの?

1人の信念を持った男の物語であると同時に史実から着想を得た物語でもあるので、歴史的事実と照らし合わせながら見るのも面白いかと思います。 

冒頭の先頭シーンでも感じましたが、ただの綺麗事や美談だけでは語られていない、それだけにさせない演出にも納得。

戦争を描く上では本当に大切なことだと思います。

 

デートで見に行っても大丈夫?

数学と聞くと難しそうに感じる人もいるかもしれませんが、映画の内容としては難しくありません。

テンポも良く、見やすくまとまっていまっているので、どんな人でも見ることができる映画となっています。

デート時で見る際に気まずくなるような内容もありませんので安心してみることが出来ます。

ただ、感銘を受ける具合で見終わった後に感想に温度差が出来るかもしれません。

 

まとめ:信念を貫くものの強さ

正直、菅田将暉目当てで見に行きましたが、クライマックスの入り組み方には期待以上の面白さを感じました。

敵の不正を暴くという目的の為に、突き進んできた主人公が天才ゆえの業のようなものが最後に見え隠れするのもまた良い。

正しさが何なのかわからない世界で自分の信念を持つ者の強さと、世界の大きさを感じることが出来る映画でした。

 

映画『天気の子』感想。ネタバレ無し/主人公の行動の源泉は強い想い

2019年7月19日公開の『天気の子』を劇場で見てきたので感想をまとめたいと思います。

 

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どんな映画?

東京に家出をしてきた少年と天気を操れる少女の物語。

数か月雨が降り続いている東京が舞台。主人公は家出をして東京に来るところから始まります。そこで出会った小栗旬演じる1人の男に出会い、その男の会社でオカルトライターとしての仕事をはじめます。

そこで「100%の晴れ女」を取材していくうちにヒロインと出会います。

 

面白いの?面白くないの?

主人公のヒロインに対する思いはもちろん、その主人公を支えてくれる周りの人の思いもしっかり描かれています。

「天気」を軸に人々の暮らしや願いなどがテーマとして描かれており、それをかなえるヒロインとサポートをする主人公。

主人公がヒロインを強く想う気持ちがまさにわかりやすく行動に現れているシーンがたっぷりとあります。

主人公のその行動は一見違和感を覚えましたが、16歳という年齢を考えれば納得せざるを得ない。ヒロインの為になりふり構ってられない様子、すべてをかけている様子には懸命さが伝わります。

 

どこが面白いの?

天気を操る力が及ぼす影響とそれを否定することによる影響の選択。また、天気を操るということが人々の願いと繋がっていることで、選択肢が限られていくというところが面白い。

最終的に主人公とヒロインがとった選択肢が果たして世界にどんな影響を与えるのか、また映画が終わった後でも本当に彼らの選択が世界に影響を与えたのか?と考えることが出来る内容になっています。

 

どんな特徴があるの?

スペシャルゲスト出演があります。 

 

オススメなの?オススメじゃないの?

私は前半パートのちょっとエッチなお姉さん的なシーンでは少し違和感があって、人の多い映画館で見るのには気が引けました。家で見る分には問題ないシーンなので、映画評価的には変わりません。

「人を強く想う心×10代男子」というキーワードにピンと来る人にオススメの映画かなと思います。

 

IMAXとか4Dとかあるけど、どれがいいの?

今回はIMAXでの鑑賞となりました。やはり大きなスクリーンで見るのが良いなと思います。映像がキレイなので、IMAXでなくともなるべく大きなスクリーンで見ることをオススメします。 

 

デートで見に行っても大丈夫?

デートで見に行っても特に問題ないと思いますが、パートナーがアニメに慣れていない場合は抵抗があるかもしれませんので、そこには注意した方がよさそうです。

 

まとめ:主人公の想いのどの部分にフォーカスするか

私はモチーフとしては「君の名は」の方が好きだったかなと感じました。

新海誠監督作品は主人公とヒロインがそれぞれを思い合うというカタチをとりながらもテーマやモチーフが違うことによって見え方が全然違ってくるなと感じています。

また主人公の想いを表現する際のフォーカスポイントを変えることで、違う行動になっていくんだなと感じました。